2025(令和7)年度、第二東京弁護士会の会長に就任しました52期の福島正義です。二弁の会長は、日弁連の副会長を兼務いたします。弁護士は人権擁護と社会正義の実現を使命としますが、東京の弁護士会の活動は広く、重要な事柄を扱っており、日弁連は全国規模にわたりますので、更に広範囲の課題解決に向けて活動をしております。
会長に就任して、その職責の重さ、重要性を実感する毎日ですが、そのような会長を輩出する五月会はとても大事な組織であります。五月会は互助と親睦をモットーとして、素晴らしい先輩・明るい後輩の方々と楽しみながら、育てていただいたという気持ちが強いです。多くの先生に五月会に入会していただき、刺激を受けながら楽しく活動して欲しいと思います。間違いなく、自分自身の財産になります。
『真面目と遊びが良いバランス』
五月会を一言で表すとしたら、この言葉がぴったりだと思います。
五月会の『真面目』の一つとして、勉強会や研修会があります。これまで、労働事件、民暴対策、交通事件、顧客開拓セミナー等、実践的で実務に役立つ勉強会・研修会を開催しました。五月会員が講師を務めます。外部講師をお呼びして、発声法の研修会を開催したこともあります。また、令和4年度に入ってからは、新人弁護士の先生方を対象に、「何時に帰る?何時までいてほしい?新人弁護士の働き方」と題して、新人歓迎ウエブセミナーも開催しました。
『真面目』のもう一つは、五月会マイスター制度です。これは、令和4年に創設された制度です。ガバナンス・ハラスメント、弁護士倫理、倒産、建築紛争・マンション管理、フランチャイズ、民事介入暴力、交通事故、知的財産、高齢者、労働、医療過誤・医療法人、M&A、離婚・男女問題、刑事、各分野のマイスター(すべて五月会員)が名簿登録されています。
さらに『真面目』の一つとして、共同執筆による法律書の出版があります。若手の五月会員が中心となって執筆しました。「困ったときのくらしの法律知識Q&A」、書店等で見かけたことはございませんか。
次に、『遊び』についてです。五月会は、会員同士の親睦をとても大切にしています。勉強会や研修会の後の懇親会は必須です。また、ゴルフコンペ、テニスマッチも、毎年開催されます。その他にも、暑気払い、スポーツ観戦、観劇、ビアガーデン等、五月会員のみならず、その家族や事務所の事務局も一緒に楽しめるイベントも行っています。さらには同好会もあります。ワイン、カラオケ、神社仏閣巡り等、好きなことをする時間を共有できる仲間と、リラックスした時間を過ごすことができます。
ここ2年間くらいはコロナで活動を自粛していましたが、密にならないように気をつけながら、勉強会、イベント、同好会の活動等を再開する予定です。
このように、『真面目と遊びが良いバランス』なのが五月会です。ベテラン弁護士の先生方も気さくに話かけてくださるので、居心地がいいです。私自身は、事務所のボス弁が五月会員だったことから、気が付いたら五月会に入会していました。入会して15年経過した現在は、積極的に五月会をおススメします。
若手弁護士の皆様、中堅弁護士の先生方、ベテラン弁護士の先輩方、一度、五月会に遊びに来てください!
イソ弁として入った事務所のボスと兄弁たちが五月会であったこともあり、私は事務所入所と同時に必然的に五月会に入会しました。ボスからは「悪いことは言わないからとりあえず五月会には入っておけ。最初は知り合いもいないしつまらないと思う。それでも3回は我慢してイベントに顔を出してみなさい。そうすると何人か知り合いができる。期が近しい友達もできる。それでもやっぱりつまらないなと思ったらそのときに辞めればいい」と言われ、何の会なのか皆目見当もつかないまま五月会に入りました。それから早いものでもう20 年。気づけば五月会の皆さまから推薦されて二弁の副会長を務めさせて頂いております。
今ならばボスが新人弁護士の私に会派への入会を勧めた理由がよく分かります。
弁護士は思いのほか地味で孤独で苦しい仕事です。事務所を経営するとなるとその孤独さはイソ弁の比ではありません。家族はもちろん、部下や事務局にも弱音を吐くことは憚られるでしょう。そういった孤独で苦しいときに互いに悩みを打ち明け合って相談したり、元気づけられたり、あるいは議論をぶつけて活路を見出せるのが会派の良さです。
我らが五月会は「互助と親睦」を旨とする会派団体で、二弁にいくつかある会派の中でもとりわけメンバー同士の交流が活発で仲が良いと自負しています。弁護士はみな一国一城の主ですから、先輩・後輩はあれど、もちろんそこには一切の上下関係はありません。仕事で困った場合はもちろん、家庭やプライベートの悩みも含め何でも相談し合える先輩・後輩の仲間ができるということは、この先数十年にもわたる弁護士人生をまっすぐ歩み続けてゆく上で、何にも代え難い大きな財産になるはずです。
よく学び、よく遊ぶ、五月会の素晴らしい仲間に皆さまが加わってくれることを心より歓迎いたします。
五月会の良さは、なんと言っても上下を含めて風通しがよく、親睦も勉強も活気あふれるところだと思います。私は、弁護士1年目の時に五月会のテニス会に参加し、全くの初心者でしたが和気あいあいとした中で気兼ねなく楽しむことができ、その後テニスを始めるきっかけとなりました(今も五月会のテニス会にはできるだけ参加しています)。そのほかにもゴルフやプロ野球観戦、ビアガーデンでの暑気払いなどのイベント、カラオケ会など五月会には親睦を深める機会が多くあります。また、五月会のメンバーは様々な分野に精通されている先生方が多く、その知識や経験を余すことなく共有していただく勉強会も弁護士業務にとって大変貴重な機会となっています。さらに、私は、アソシエイト(イソ弁)や任期付公務員などの経験を経て独立し、弁護士1人と事務員で事務所を切り盛りしていますが、受任した事件で悩んだりよくわからなかったりするところがあった際に、その分野に詳しい先生に相談することもあり、五月会は大変心強く頼もしい存在でもあります。
是非多くの若手・中堅・ベテランの方々に五月会に入っていただき、一緒に様々な体験と経験を共有したいと思います。
私の三十年間の弁護士人生は五月会と共にありました。多くの優れた先輩、同僚、後輩と、得がたい経験を共にし、五月会は私の心の拠り所になっています。会長になれたのも五月会の仲間の応援があったからだと思います。現在、弁護士をとりまく状況は極めて厳しいものがあります。とりわけ若手弁護士の大変さは、私も日々、会務の中で肌で感じています。
しかし、私は今でも弁護士は最強の自由業であり、弁護士ほど心躍る魅力的な仕事はないと、若手の皆さんに訴えたいのです。勿論、私達も今までとは違った努力・工夫が必要でしょう。喜劇王といわれたチャップリンに「人生には勇気と想像力、そして少々のお金が必要である」という言葉があります。
五月会には、勇気と想像力を与えてくれる多くの仲間がいます。お金は提供してくれませんが、多彩な「人脈」と最新の「情報」、そして成功のための「チャンス」を与えてくれます。
五月会に入会することは弁護士自治の重要性を体感し、公益活動(会務)と親睦を通して、貴方の人生を豊かなものにしてくれるでしょう。気軽に遊びに来て下さい。五月会は貴方をいつでも歓迎します。
五月会は、互助と親睦を旨とし、会員相互の交流を図ると共に、研鑽を積み、会員各自の業務の充実を図り、二弁や日弁連などに有為な人材を送り込むことを目的としている二弁の会派です。二弁にはいくつかの会派がありますが、五月会の特色は、老壮青のバランスがとれている上、風通しが良く、若手が活き活きと活動していることや、研修や親睦を目的としたイベントが多いことにあると思っています。
5年に1度は二弁会長を輩出していること、最近立て続けに共同執筆による法律書を出版していること、ゴルフの二弁会派対抗戦でここ数年連続して団体優勝していること、二弁の中で定期的にテニスの集いを開催している唯一の会派であること、毎年箱根で開催される総会や会員の家族も参加する創立記念パーティーといった数多くのイベントを通じ会員間の結束が強固であることなどが、五月会の自慢です。来たれ、五月会へ! 五月会は、常時仲間を募集しています。
「派閥」と聞くと堅苦しく若手には馴染みづらい印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、五月会は伝統を大切にしつつも、若手会員をいつでもあたたかく迎えてくださる派閥です。勉強会やゴルフコンペ、懇親会等を通して、大先輩から若手まで、日々交流を深めています。
私が所属する事務所は若手が多いので、第一線で活躍なさってきた事務所外の先輩方と定期的に交流する機会があるというのは、弁護士として成長するうえで大きな糧となっています。
皆様のご入会を心よりお待ちしております。